「Chau♯ / 我 I Need You」レビュー

 

 

「Chau♯ / 我 I Need You」は2015年4月29日に発売されたHey!Say!の8カ月ぶり、通算14枚目のシングルである。春=心はずむシーズンを超ハイテンションに盛り上げるDouble A Side Single!ブルボン『アーモンドキャラメルポップコーン』CMソングの「Chau♯」は、9人の元気がはじけまくる、ポップでハッピーな恋するパーティー・チューン。テレビ東京系『リトルトーキョーライブ』エンディング・テーマの「我 I Need You」は、恋のメッセージをテンポ良くコミカルに歌う、ハイテンションなワチャワチャ・ナンバー。 (C)RS 

 

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Hey!Say!JUMP待望のニューシングルを全く8ヶ月ぶりと感じない方が多いのではないだろうか…殺せんせーしょんずとか何とかあったような…(笑)

今回はそんなHey!Say!JUMPの新曲レビューを書く事にする。

 

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■初回限定版(CD+DVD)

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■通常盤/初回プレス(CD+DVD)

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■通常盤

 

まずは今回のジャケットはこの3形態。可愛すぎる…デビュー8年目にしてこんなアイドル色の強いものになるとは思わなかった。このジャケットのプロップスタイリングを担当したのが遠藤歩さんで「Candy Stripper」(私の大好きなブランド)や「CUTiE」の表紙などといったとにかくファンタジーな世界観を得意としている方だ。まさか8年目にして(2回目)頭に王冠を乗せた9人の王子様が見られるとは思わなかった…(頭を抱えてる)

 

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「Chau♯」甘ふわポップチューン*1

 

メンバー全員が出演する現在オンエア中のブルボン「アーモンドキャラメルポップコーン」CMソングである。

タイトルの「Chau♯」とは、「僕らと○○しちゃう!?」*2の「Chau」であり、「"♯"」は半音が上がる感じとテンションが上がる曲調の感じの両方を掛けた意味がある。*3

原点回帰したような可愛いが振り切ってしまっている一曲である。

 

山田「Hey!Say!JUMPらしい、本当にフレッシュで明るくて元気な曲」(4月15日OA少プレ)

 

出だしは可愛い曲の"鉄板"*4知念から始まる。可愛い曲の出だしは大概知念が担当することが多く、その後有岡にバトンを渡すのだが、今回は違う。知念ちゃんが今回バトンを渡すのは山田である。やまちね愛のバトンを!!!!!!(やまちね愛者歓喜である)

今回の山田は普段より高く可愛らしい声とかっこいい声の両方を器用に使い分けているのが分かる。特に「僕じゃない恋にはもう出会わないで」というソロパートは、とてつもなくかっこいいので「分かったよ!もう山田くん以外とは恋しない♡♡」という気持ちになってしまうので、覚悟して聞くように。スクール革命やMステでは、山田のみ生歌を披露した。やはり普段とは声が違うため出しづらいのか、歌声に斑があった。だがそれが良い。(盲目)有岡に関しては、癖のないさらっとした歌い方が特徴的であるが、今回の曲にもそれが効いていて良い。更に伊野尾は、今回ソロパートが格段に増えた為、有岡とは真逆の癖になっChau♯ねばっこい歌声がとても生かされている。

また、今回のMVではジャケットで披露した王子様姿を堪能することができる。

 

山田「すごいですよ、俺の笑顔!これ以上ないっていうスマイルです。」

光「レコーディングも「笑顔で」っていうのを意識しながら歌いましたからね。満面の笑みで!」

(オリスタ5月号)

 

とにかくメンバー全員がニコニコしている。 また、サビでは両手の親指と人差し指をくっつけて8の字のようにするチュッチュダンスがとてつもなく可愛らしい。サビの振り付けは簡単なので、コンサートで一緒に踊ることが楽しみである。今までとはまた違うリズムの取り方が独特である為、ダンスには苦戦したようだが、パワーアップしたJUMPのダンスが遺憾無く発揮されている。そちらにも注目してほしい。

 

「 我 I Need You」お祭りアゲアゲナンバー

 

Hey!Say!JUMPとジャニーズWESTが週替わりで出演する生放送番組「リトルトーキョーライブ」のエンディングテーマである。

 

知念「ライブで絶対歌いたいなと思う。きっとみんなでわちゃわちゃ楽しくできると思うしね。ただ、この歌ね、ワードが多いんですよ。ひとりじゃ歌えなくて、9人でやっと歌えるくらい言葉が詰めこまれてるんだよね。」

(オリスタ5月号)

 

初めて聴いたとき、関ジャニ∞ジャニーズWESTといった関西色が強いといった印象を受けた。とにかく次から次へとメンバーが交互に歌い忙しくまさに"お祭り"みたいである。恐らく一人でカラオケで歌うことは不可能に近いだろう。山田「その唇奪っちゃってもいいですか~?」知念「本気出しちゃっていいですか~?」といった歌詞があり、それに対して「いいですよー!」と答えたり、コンサートではコール&レスポンスが楽しめる一曲である。コンサートを意識された曲であり、きっとコンサートで盛り上がる鉄板曲になるだろう。

 

「KAZEKAORU (Hey! Say! 7)」激重爽やかナンバー

 

こちらは、嵐とV6に疾走感と爽快感をひたすら掛けまくったという印象を受けた。全員20歳を越えてから、落ち着いた曲が増えてきたが、今回の曲も「Just For You」「ただ前へ」に続く大人っぽい曲である。コンサートでは、ファンの皆と盛り上がりたい!という全員参加型のパフォーマンスばかりだったので、今回の曲では"聴かせる"という今までにないものを見せて欲しい。

 

裕翔「メロディーは切ない感じだね。」 

圭人「ミッドチューンかな?」

裕翔「感情移入できるラブソング!」

知念「表題の2曲が明るい感じだから、うまくバランス取れてるよね」

(QLAP!5月号)

 

「この胸を吹き抜けて行く風 懐かしくてまたあの頃の季節をふっと思い出している」という裕翔くんの爽やかすぎる声のソロパートから始まる。別れた彼女を想い結局は忘れられずにずっと待ってるからねという一見重すぎる曲なのだが、これ程までに爽やかに聴こえるのは、さすが7ちゃんだなと思う。実際、別れたのに待ってると言われたら重すぎるのでまじで勘弁してほしい。←

 

「スルー (Hey! Say! BEST)」遠距離爽やかナンバー

 

BEST恒例の「ス」から始める今回の曲は、遠距離恋愛中の彼女を想う彼氏の心情を歌っている。7の元カノを想う歌とは逆で今カノを想うリア充ソングである。BESTは割りと大人っぽい落ち着いた曲が多いが、今回は特に大人っぽさに特化していると言える。

 

光「これはね、本当にいい曲!」

伊野尾「ここまでのバラードは初?」

薮「曲調はハートウォーミングなんだけど、歌詞は切なくてね~。」

有岡「儚げな歌詞なんだよね。遠距離恋愛の歌でさ。」

(QLAP!5月号)

 

BESTが交互に歌い上げるラブバラードは、東京ドーム*5で披露した「スギルセツナ」のようなかっこいいパフォーマンスが見たい。

 

 

そして「KAZEKAORU」「スルー」の2曲に共通している歌詞がある。

 

「あの日生まれた何よりも大事なこの想い」

 

この歌詞については一切説明はされていない。しかし、何らかの意図があることは間違いない。この歌詞が指す「あの日」とは一体いつのことなのだろうか?デビューが決まった日なのか、デビューした日なのか、龍太郎が脱退し9人になった日なのか、第2のデビュー*6した日なのか…色々考えられる。いつかしっかりと説明される日が来ることを望まずにはいられない。

 

 

とにかく「Chau♯」と「我 I Need You」は、Hey!Say!JUMPの可愛いが詰まった曲であり、聴いたら元気になる間違いないので、新生活に苦労して元気のない方にも勿論そうでない方にもオススメしたい曲に仕上がっている。

 

 

 

 

 

*1:Jwebにて薮くん命名

*2:少プレ 裕翔くん

*3:QLAP!5月号 知念

*4:「Ready GO」「Come On A My House」

*5:2014年5月10・11日 Live With Me

*6:Ride With Me発売